居抜きの需要拡大の理由 その1

居抜きワールド

居抜きの需要がここ数年で大きく拡大をしているようです。その理由の背景としましてはできるだけ小資本で飲食店経営を行いたいというニーズがあるからだそうです。今現在の世の中、大資本を持ってビジネスを展開していくというのはごく一部の企業にしかできないことだと思います。また大企業であってもできるだけ小回りの効いた小資本で飲食店経営を行うところが増えてきております。

飲食店経営も独立採算制にしているところもあるぐらいですので企業グループの中でも競争力がないと撤退という形を取る会社が増えてきているそうです。このような会社の特徴はできるだけ大資本の母体である本社にぶら下がってほしくないという思惑があるかと思います。

人は誰かがやってくれる誰かが対応してくれると思ってしまうとその人の力を120パーセント発揮することができないかと思います。そのような独立採算制にしてその責任者はある程度の決裁権を持っているのですが、そのプロジェクトを失敗させてしまうと自分の昇進にも大きく影響してくるため一生懸命働きます。そこで多くの責任者ができるだけ早く利益をだせるような仕組みづくりを検討するようになるのです。

利益は当然売上から経費を引いたものになります。利益を大きくするには売上を増やして費用を圧縮するしかありません。売上を伸ばすには飲食店の経営だと客数と単価で決定してしまいますので著しく伸びることはありませんので、いかに経費を削減しなければいけないかということを最初に考えるのです。そこで活用されるのが居抜き物件です。居抜き物件を利用することによって5000万円程かかる出店費用が半額になることがあります。つまり2500万円ものコストを削減につながります。